内閣総理大臣 石破茂 様
皆様こんにちは。内閣総理大臣の石破茂です。
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部の河本孟徳実行委員長、そしてまた宮崎県青年部の細元啓一郎部長様のもとで第27回全国大会in宮崎、盛会を心よりお慶びを申し上げます。おめでとうございます。
全旅連青年部の皆様方におかれましては、塚島英太全国部長のリーダーシップのもと、日ごろから観光立国日本の実現に向け多大なるご尽力をいただいていること、心より厚く御礼を申し上げます。
またお正月に発生いたしました、能登半島地震この対応につきましては、二次避難者の方々の受け入れに大変なお力を賜りました。わずか三日間で10,000人の方々の部屋を確保していただきましたことにも、厚く御礼を申し上げます。
旅館をはじめとした我が国の宿は、地域に支えられ、そして地域を支えてきた存在であります。建築様式、しつらえ、食などにおきまして、地域の文化、伝統、芸能を体現する、言うなれば、地域のショーケースであります。宿と地域は共生関係にございます。私どもが今、強力に再起動させております地方創生のためにも、宿と地域の価値をともに高めていく、これが重要なことだと思っております。
全旅連青年部の皆様方におかれましてはそれぞれの宿の経営はもとより地域づくりへの積極的な貢献も行っていただきたいと考えております。
お祭り、伝統芸能、歴史的建造物や町並みなど、これまで大切に継承してこられました、地域固有の価値の継承も今後さらに重要性を増していくものと思っております。
私は常に、地方創生とは、今だけ、ここだけ、あなただけ、というのがキーワードだと思っております。「今この季節ですよ」、「ここの旅館でしかこのサービス提供できませんよ」、「あなただけの特別なサービスですよ」、ということが地方創生だと考えております。逆にいつでも、どこでも、誰にでも、それは決して付加価値を生むものではありません。
旅館のあり方というのも、根本的に変わっていく、ものとは思いますが、先ほど申し上げました通り、未来に向けて熱い議論が交わされますこと心から期待を致し、皆様方のご商売、さらに繁盛されますこと、これからお祈りしてご挨拶といたします。おめでとうございます。
宮崎県知事 河野俊嗣 様
第27回全旅連青年部全国大会in宮崎が開催されますことをお喜び申し上げますとともに、初めての開催となる宮崎県に全国各地からお越しいただいた皆様方を心から歓迎申し上げます。
また、本大会の開催に向けて準備されてきた関係の方々に厚くお礼申し上げます。
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部の皆様には、日頃から、宿泊施設における衛生水準の維持向上や質の高い宿泊サービスの提供などを通じて、観光立国の実現に向けた取組の推進に、多大なる御尽力を頂いておりますことに、深く敬意を表します。
さて、長きにわたるコロナ禍により大きく落ち込んだ国内外の観光需要は、昨年5月の5類以降後、着実に回復し、特にインバウンドについてはコロナ前の水準を上回る状況が続いている一方、人手不足や物価高騰さらには、相次ぐ災害の影響など、観光関連産業を取り巻く環境は厳しい状況が続いております。
特に本県においては、8月に発生した日向灘を震源とする地震により夏休みの観光需要が高まる時期に宿泊予約キャンセルが生じるなど、観光関連産業は、大きな打撃を受けたところであり、
現在、本県では、観光需要の早期回復のための旅行会社等と連携した緊急的な誘客対策に取り組んでいるところであります。
このような中、全国の旅館・ホテルの若手経営者の皆様が一堂に会するこの大会は大変意義深いものであり、活発な議論や相互交流を御期待申し上げます。
なお、ここ宮崎には、温暖な気候や美しい自然をはじめ、豊かな食材や恵まれたスポーツ環境、記紀神話に彩られた文化や風土、さらには温かい県民性など、ひなたのチカラで生み出された全国に誇るべきすばらしい宝があふれています。
御参加の皆様におかれましては、この機会に、是非、本県の魅力を御堪能いただければと思います。
結びに、本大会が実り多きものとなることと、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部のますますの御発展、並びに、皆様の御健勝と御活躍を心から祈念し、お祝いの言葉といたします。
宮崎市長 清山知憲 様
このたびは、第27回全旅連青年部全国大会in宮崎が盛大に開催されますことを心からお祝い申し上げます。また、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会並びに同会青年部の皆様におかれましては、平素より日本の観光産業の発展に多大なる貢献を賜り、厚く御礼申し上げます。
現在、日本の観光産業はインバウンド需要の回復や国内旅行の活性化など、新たな局面を迎えています。一方で、人手不足や物価上昇といった課題も山積しており、本市においてもデジタル化の推進や持続可能な観光地経営など、時代の変化に対応したサービスの提供や取組みが求められているところです。
また、今年で市制100周年の節目を迎えた本市においては、次世代に繋げる新たなスタートの年として、これまで以上に公民連携のスピード感を高め、時代のニーズに合った観光施策を展開し、さらなる地域経済の活性化を図っていく必要があると考えています。
そして、令和9年には、「第81回 国民スポーツ大会・第26回 全国障害者スポーツ大会」を控えており、宿泊客の受入体制の整備も重要な課題となりますことから、民間宿泊施設の皆様とも連携を強化して参りたいと考えております。今後も引き続き、本市の観光産業発展のために、皆様方のご理解とご協力をお願いいたします。
ご参加の皆様におかれましては、衛生面や経営面における活発な情報交換を通じて、様々な課題解決に繋がる有意義な機会となりますことをご期待申し上げます。また、海の幸、山の幸など、食と自然の魅力溢れる宮崎を満喫していただきたいと思います。
結びに、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会のますますのご発展、並びに、皆様のご健勝とご活躍を祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会
会長 井上善博 様
『第27回全旅連青年部全国大会in宮崎』の開催を心からお祝い申し上げます。また、常日頃から青年部の皆様には全旅連の運営に多大なるご協力を頂いており、御礼申し上げます。
2024年は訪日外国人旅行者数が過去最高を記録する勢いで伸びるなど、我が国は再び「観光立国・日本」の実現に向け歩み始めました。その中で、政治、行政の多くの関係者が、宿泊観光産業の重要性を認識し、我が業界、そして全旅連に対して大きな期待を寄せてくださっています。
我々はその期待に応えなければいけません。「宿泊観光産業を国の基幹産業にすること」、「宿を核とした地方創生を実現すること」は絶対に成し遂げなければいけませんし、そして何より宿泊観光産業の地位向上を図っていかなければいけません。
そのためには青年部の力が必要不可欠です。私自身もかつて青年部活動を行い、青年部長も務めさせて頂きました。だからこそ、今の青年部の政策立案能力、そして実行力の素晴らしさを、誰よりも肌身で感じています。今年の能登半島地震発生後の対応においては、岸田総理の指示を受け、青年部は、避難者受入のための宿泊施設確保に奔走し、わずか3日で1万人分を超える二次避難者の部屋を確保しました。このことには観光庁長官自らが謝意を表明してくださり、私自身も青年部の皆さんのことを心から誇りに思いました。
宿泊観光産業には、生産性・収益性の向上、人手不足問題への対応、頻発する自然災害への対応など、一筋ではいかない課題も数多く存在します。しかし、こうした課題の解決に向けても、是非とも青年部で議論を重ね、そして失敗を恐れず、思うように取り組んでみてください。それが若い皆さんのこれからの人生の大きな財産となり、また、業界の財産となります。
長い年月をかけて築き上げられた我が国の宿文化、この素晴らしい文化を私たちの世代はしっかりと皆さんに継承します。皆さんの世代でさらに発展させ、より世界に誇れるものとしてください。
最後に、全旅連青年部の今後の益々の発展、また、皆様方のご健勝とご活躍を祈念いたしまして、お祝いの言葉と致します。
宮崎県ホテル旅館生活衛生同業組合
理事長 有田恒雄 様
「第27回全旅連青年部全国大会in宮崎」の開催を心からお祝い申し上げます。またご出席を賜りました全旅連 井上善博会長をはじめご来賓の皆様には心からお礼申し上げます。
本大会が宮崎県において開催されますことをお喜び申し上げますとともに、全旅連青年部の皆様へ心よりお祝い申し上げます。
全旅連青年部また各県の青年部の皆様には、本大会の開催に至るまでご尽力を賜り、感謝申し上げます。ありがとうございます。
さて、宮崎県では本年8月に最大震度6弱の「南海トラフ地震」が発生し、初の巨大地震注意報が発表されました。予想だにしない自然災害に見舞われた年となり、宮崎県の観光業界に大打撃を与えました。その中で、このような、宮崎県の機運を盛り上げる大会を開催することができ、大変嬉しく思っております。
話は変わりますが、私共、宿泊業界にも、事業継承の話が持ち上がってきている昨今、経営基盤の安定化を図るためにも、魅力ある宿泊施設を目指し、若い経営者の育成が急務と考えられます。
それには、今まで以上に情報の共有化が必要であり、全旅連青年部の活動は、今後の我々業界の推進には、必要不可欠な活動でございます。
私共、宿泊業界は地域の観光振興及び経済活性化に大きく影響を与える業界でございます。少子高齢化や人材不足などの課題を乗り越え、今後も継続可能な経営を目指し、一致団結し、安定した観光産業としての役割を担っていかなけれればなりません。
さて、会場を見ていただけますと分かりますが、宮崎を代表するお肉やお酒、郷土を代表するお料理、飲み物など沢山ご用意させていただきました。どうぞ沢山召し上がっていただき、宮崎での良い思い出をご家族の皆様へお話しいただけますと幸いです。
結びに、今大会の開催にあたり、ご尽力いただきました全旅連青年部幹部役員の皆様、並びに組合員皆様の益々のご健勝とご活躍を祈念申し上げ、お祝のご挨拶とさせていただきます。